ザ・ブラック・アイド・ピーズが2003年に発表したサード・アルバム。4人目のメンバーとして歌姫ファーギーを迎えたことにより飛躍的にポップでゴージャスなサウンドに進化。インド民謡、キューバ音楽、ボサノヴァ、ラウド・ロックまでをも取り込み、新しいタイプのヒップホップ・サウンドを生み出した奇跡的な作品。 (C)RS

ギャングスタではなくオーガニック、西海岸ヒップホップ・グループ bep の3rdアルバム。女性ヴォーカルが加わり、メロウかつ温もりを感じさせるスタイルがより練られ、じっくり聴きたい1枚に仕上がった。ジャスティン・ティンバーレイク、パパ・ローチが参加している。

ラック・アイド・ピーズは時にあまりにも民族意識に固執してきたが、今回のウィル・アイ・アムとメンバーは意識的に境界線を広げている。問題は、たぶん、彼らが頑張りすぎたことだ。タイトルが示すように『Elephunk』はファンクでおなじみの要素からすべてを盛り込み(ただし、ストレートなロックンロールの「Anxiety」だけは除く)、ヒップホップのフォーマットでやろうとしている。そうした実験的な心意気には好意を感じるが、この場合はその試みがやや捨て鉢であり、散漫になっている。『Elephunk』はBEPの新メンバー、ファージーの瑞々しくガーリーな声がメインになると良いグルーヴに収まる。たとえば、ディスコファンクの「The Boogie That Be」に見られるように。(Rebecca Levine, Amazon.com)

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ディスク:1
1. ハンズ・アップ
2. レイバー・デイ(イッツ・ア・ホリデイ)
3. レッツ・ゲット・リターディド
4. ヘイ・ママ
5. シャット・アップ
6. スメルズ・ライク・ファンク
7. ラテン・ガールズ
8. セクシー
9. フライ・アウェイ
10. ザ・ブギー・ザット・ビー
11. ジ・アップル・ソング
12. アンキザイエティ
13. ホエア・イズ・ザ・ラヴ
14. サムシン・フォー・ザット・アス (日本盤ボーナス・トラック)